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2014年04月23日

決算日あれこれ、決算日はいつがいいの?・経理実務講座

決算とは?

簡単に言ってしまえば、

会社の業績(もうけ)や、財産と借金の状況をとりまとめる事をいいます。

決算日とは?

そのとりまとめをするための締め日をいいます。

『もうけを計算すると言っても、いつからいつまでを集計すればいいんだ?』

って事になりますよね。

それで、集計のスタート日から締め日までの期間を決めます(これを、会計期間と言います。)

通常は、その期間は、1年ですが、法人税法上は1年以内の期間なら、もっと短くってもいいのです。

決算日は、個人事業の場合は、12月31日で決まっています。

なので、会計期間は、1月1日~12月31日までの暦年になります。

法人の場合は、決算月を自由に選べます。

たとえば、7月を選んだ場合は、7月31日が決算日となります。

自由にえらべる法人では、会社を作った時、何月決算にしたほうがいいのか悩む事もあるでしょう。

好きな月を選んでもいいのですが、選択する上でのポイントを挙げてみますね。

・3月は、日本全国で一番多い決算月です。

上場企業はほとんど3月です。官公庁の締め日も3月ですね。

税法の法律改正の施行日が、だいたい4月からなので、3月決算だとやり易いと言うメリットがあります。

ただ、3月決算は多いため、税理士事務所は大忙し、

何件もの会社の決算をかかえているため、決算対策や決算打ち合わせが余裕を持って出来ない場合があります。

3月決算を迎える1~3月に今期の予測を立て、税金対策を行うのですが、

1~3月は個人の確定申告時期と重なり、税理士事務所は忙しいです。

じっくり、対策を出来る月を税理士さんと相談して、決算日を決めるのもいいと思います。

・業種によって売上が変動する場合、売上のピークになる月は、

決算日に選らばない方がいいです。今期の予測が立てにくく、

税金対策も難しくなります。会社的にも繁忙期で、決算作業も大変になります。

・建設業の場合、7~8月が多いです。

経営審査の財務分析の点数が、売掛金が多いと不利に働くようになっており、

公共工事取る場合、3月完工が多く、入金が4月以降となり、3月の時点では、売掛のままなので、

経営審査の点数を考えると、売掛金の回収が済んだ現預金の多い時期に決算日とする方がいいでしょう。

なお、法人の決算日は、変更も可能です。



Posted by 資格取得~実務まで☆Rinビジネススクール at 18:27│Comments(0)経理実務講座
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